世界有数の信用保険会社のコファスは、4月1日にニュージーランド準備銀行から承認を受け、ニュージーランド支店の開設を発表した。
この度の開設により、コファスグループの海外展開は一層強化された。75年の歴史を持つコファスは、最も広範な国際ネットワークを持つ取引信用保険の有数企業である。100カ国で直接またはパートナーシップを通じて事業を展開しており、およそ200カ国で約5万人の顧客に対し与信業務に関するサポートを行っている。
取引信用保険会社であるからこそ、コファスは、信用リスクから生まれる長期にわたる債務不履行、支払不能、またはバイヤーの倒産という財務的損失のリスクに直面している企業をサポートし、債権を保全する事が出来る。また、コファスは、顧客企業がより良い与信判断を行う事ができるように、1億3000万社の世界的な企業データベースに基づく信用情報サービスを提供している。世界銀行によると、ニュージーランドの2020年の輸出額は505億4300万ドルに達し、取引信用保険や信用情報サービスにおいて活発な市場となっている。コファスはオーストラリア支店を通じて取引信用保険のサービスを20年以上にわたりニュージーランドの顧客企業に提供してきたが、このニュージーランド支店の開設により、コファスはニュージーランド国内外で取引されているあらゆる規模の企業や保険代理店・ブローカーにサービスの向上を努め、より密な関係を構築していく。
『 一般的な企業の資産の40%は、未回収の債権でできており、保険を利用していない通常企業には最大のリスクとなっています。取引信用保険は欧州では一般的ですが、ニュージーランドの企業は信用リスクが保険でカバーできるという認識はあまり広まっていません。取引信用保険の市場規模は、2019年には93億9000万米ドルでありましたが、2027年までに181億4000万米ドルに達すると予測されており、2020年から2027年までの年平均成長率は8.6%と予想されています。2022年、コファスでは、政府によるコロナ禍に関連する刺激策の終了と経済的・地政学的緊張の高まりによる不払いのリスクが高まることから、保険金請求の急増を予測しています。企業がこうしたリスクを回避したり、信用保険で安全に取引し成長するための手段として、または信用情報に基づいた与信判断をするため、今年は弊社のサービスに対する需要が増えております 』 - Cofaceのオーストラリア・ニュージーランド・カントリーマネージャー、クリス・リトル
- コファスグループCEO ザビエ・デュラン